大雄山線検査車両・甲種輸送を見てきた [はつかり(鉄系)]
大雄山線検査車両・甲種輸送を見てきた
1月16日
伊豆箱根鉄道の大雄山線所属の電車1編成が、駿豆線の大場工場に入場するための輸送が行われました。
鉄道ファンの方ならご存知のことと思いますが、伊豆箱根鉄道の鉄道線は、大雄山線(小田原-大雄山)と駿豆線(すんずせん 三島-修善寺)の2路線があります。2つの起点駅の間は36.8Kmも離れているのですが、通常はそれぞれの線内の車両基地に所属する車両が運転されています。このうち、大雄山線の基地は大雄山駅構内にあるのですが、日常の検査は自所で行うものの、全般検査のような大きな検査・回収はこちらではできないため、より大規模な車両基地のある駿豆線の大場にある車両工場で実施することになります。この間を自走することができないため、他の車両に牽引されての移動が必要になるのです。
大雄山線内は自社のコデ165という古い電車(社内の扱いは機関車のようですが)、JR線内はJR貨物による甲種輸送、駿豆線内は駿豆線所属の古典電気機関車ED31形が牽引して輸送されます。
この日、残念ながら天気は小雨模様。
まずは大雄山線の飯田岡ー穴部間の住宅地の中のちょっとした畑のあるところで、回送電車を待ち構えます。大雄山線は終日、ほぼ12分ごとに運転されている優秀な路線なのですが、この日に限って、昼間の2往復の電車を運休にして、車両の輸送を行います。(検査車両の輸送、通常ならその返しになる時間の電車、コデ165の返却、その筋に乗せる小田原行き電車の運休が、3週間前ぐらいからアナウンスされます。)
小さな河川に登る道路の築堤から線路を狙いました。
コデ165が5505編成をひいてきました
正月に撮影したやつですね。
この後小田原駅で、JR貨物への受け渡しがあり、狭隘な小田原駅で行われるそれも面白そうなのですが、今日はコデ165の返却の走行を記録しようと思います。
井細田駅までやってきて、お寺の墓地の駐車場横の空き地に来ました。
コデ165が戻ってきました
この後、小田原駅に向かいますが、すでに甲種輸送貨物列車は出発していました。
小田原駅では、東海道貨物線への渡り線への送り込みの様子も面白そうです。小田原鉄道歴史研究会のサイトに詳しいので、興味ある方はご覧ください。
さて、次は東海道線に乗って三島に向かいます。
途中、湯河原で貨物列車を追い越します。
お、からし色ドアの2127号機!
これも記録してみたかったところですね
三島から駿豆線で、大場にやってきました。
まずは14時前に電気機関車が三島まで迎えに行くところを記録します。
冬枯れの景色、天気も今一つなので、車両中心に流し撮りでもしようと思います。
踊り子13号で練習
回送電気機関車はかなり遅い速度で来るのではないかと思いますので、シャッター速度は1/15。ちょっと厳しい。
ED32を流し撮り
まずまず止まったかな
古典機と書いてしまいましたが、ED30形は昭和23年製と戦後生まれ。東芝の戦時標準設計型の私鉄向け電気機関車で、最初は西武鉄道に導入され、昭和27年、28年に駿豆線に移籍しました。いろいろ改造は受けていますが、凸型電機が定期的に走るのは貴重です。
2時間後に輸送列車が戻ってきますが、それまで↓こんな写真を大量に撮って過ごしました。
駿豆線復活塗装の3501編成
どんどん暗くなってきた16時過ぎ、甲種輸送列車がやってきます。かなり暗くなってきたのでED32のヘッドライトが点灯してくると面白いと思ったのですが・・・・
暗い中やってきた甲種輸送列車
ヘッドライトは点灯してませんでしたが、何とかうまく撮れました。
この電車の返送は2か月後くらいでしょうか。チャンスがあれば帰還も記録したいと思ってます。
<お終い>
拙ブログへのコメントありがとうございます。
大崎八幡宮の近くとは、良い所に住まわれていたんですね。
流し撮り、お見事です(^^)
by johncomeback (2023-01-19 20:04)
johncomebackさん
こんにちは。そのころは国宝指定前で、ずいぶん立派な社殿があるなあと思ってました。どんと祭にも顔を出しましたが、仙台ではどこの神社でもやってましたよね。
流し撮りは、下手な鉄砲かずうちゃ当たるです。
by やまびこ3 (2023-01-21 18:46)