初秋の湿原をゆく(その1・ロケハン編) [はつかり(鉄系)]
初秋の湿原をゆく(その1・ロケハン編)
JR北海道とJALがタイアップして企画された「北海道ひとめぐり」のツアー。
千歳空港から専用列車で道東を一巡りする企画なのですが、その中でも今年度の第1回に再興されたのが、根室まで列車で入るコース。釧路湿原に特急用車両が入ることは結構あるのですが、根室本線の末端部分(花咲線)に入るのは珍しく、大好きな別寒辺牛湿原を行くところも見られるというので、早くから行ってみようと思っていました。
というわけで、9月の最終週土曜日に花咲線に入る行程となるので、木曜日に、釧路空港へ。
市内のホテルにチェックイン後、夕方の釧路川でスタートします。
秋分も過ぎて日も短くなったこのころ
根室に向かう5633D
このあたりはキハ54の天下ですが、遠からず変化が訪れるのでしょうか。
川の反対側(西岸)から、次の列車を追います。
網走行きの4732D
9月30日(土)
この日、261系ラベンダーで運転される「ひとめぐり」号は、札幌から帯広までの運転になりますが、別寒辺牛湿原のロケハンに向かいます。
釧路(535)-[3625D快速はなさき]-(621)厚岸
厚岸では、花咲線では珍しい2両編成の釧路行き通学列車が待機していました。
この列車を上り型の高台で記録してから、別寒辺牛湿原に向かうことにします。
厚岸の市街を抜けて海沿いを上ってゆきました
ここから30分ほど走って、別寒辺牛湿原へ。
まず高台Aポイントに向かいます。
Aポイントには電力の巡視路を使って楽に上れることがわかりました。
別寒辺牛川が作る中州を中心に湿原が広がっています
この高台の南側に、広く開けたところがありました。(以前来た時は気が付かなかったけど)
北から南を見る形になりますが、ここなら構図は思うがまま。ここで1カット記録します。
5627Dはキハ54+キハ40の2両編成
9月末日(本日)まで、一部の列車がキハ40の「四季の恵み」を借り入れて1両増結して運転されています。
続いて、少し北の水鳥観察館の先の高台Cに移動。ここは少し移動すると北側と南側を見ることができます。
北側から5626Dが戻ってきました
さらに上の南側向きポイントに登りますと
快速「ノサップ」が下ってきました
このポイントは道路が入ってしまいます
下に戻ってもう1っ本
先ほどの2両編成が根室まで行って戻ってきます。
キハ40森の恵み+キハ54地球探索鉄道号の編成です
キハ54の反対側面は白基調です
人工物をほとんど排除して記録できる別寒辺牛湿原の列車たち、いいところです。
この後、釧路に戻りますが、その前にいったん一つ先に3月まであった糸魚沢駅を見に行ったのです。
(数年前に訪問したときの記録はこちら)
3月改正で廃駅になってしまったのですが、現在は駅舎(というか待合室)は健在ですが、駅前が工事自在置き場のようになっていて近づけませんでした。
で戻ろうとしたところ、途中で、チャリンコのタイヤがバースト!修理不能の状況のため、水鳥観察館まで来たところで、タクシーを呼ぶ羽目になってしまいました。無念です。
タクシーを使って、ようやく厚岸駅に戻ることができました。
氏家待合所で「かきめし」を買い求めて釧路に引き返しました。
厚岸(1504)-[1630D]-(1553)釧路
<続きます>
2022-10-31 21:23
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コメント(4)
釧路湿原に電車が走ってること
初めて知りました
最後の3枚しびれます
by kenji-s (2022-11-02 18:32)
すばらしい景色に列車が映えますね。
ここはいつまでも残ってほしいなあ。
自転車は大変でしたね、でもお身体に怪我が無くてなによりです。
by ナツパパ (2022-11-04 20:14)
kenji-s さん
コメントありがとうございます。厳密にいうと別寒辺牛湿原というところです。ベカンベウシと読みます。釧路湿原より人の手が入っていないのと湿原の真ん中を線路が走っているので俯瞰撮影するといい景色が撮れます。
by やまびこ3 (2022-11-04 21:27)
ナツパパさん
こんばんわ。大正から昭和の初めに無理やり線路を敷いた感じです。保守は大変と思いますけど、何らかの方法で残してほしいですね。
by やまびこ3 (2022-11-04 21:30)