東海地区のローカル私鉄（名鉄・蒲郡線）：第2やまびこ日記：SSブログ

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東海地区のローカル私鉄（名鉄・蒲郡線）

10月初めの三連休中日ですが、名古屋に用務旅行のおり、名鉄の蒲郡線を取材しました。

10月9日

存続が取りざたされている名鉄蒲郡線（吉良吉田－蒲郡間）に行ってみます。名鉄と地元の蒲郡市、西尾市で協議が行われ、自治体からの赤字補填を行い、現時点では2026年4月までの存続が決まっていますが、利用者の状況・活用状況によっては廃止という結論が出てもおかしくない状況です。

インターネットと地図で当たりを付けたところ、やはり、愛知こどもの国からの俯瞰撮影が一番良さそうなので、まずは蒲郡から子供の国駅にむかいます。
JR蒲郡の改札を抜けて、名鉄へ。大手私鉄の名鉄でも、蒲郡線はmanacaなどの交通系ICカードは使用できませんので久しぶりに自販機の切符を買いました。

蒲郡線から吉良吉田以西への直通は行われておらず、日中は2両編成のワンマン列車が30分ヘッドで運転されています。

高架の蒲郡駅付近からは三河湾が眺められていたのですが、地平に降りると海岸は意外に遠く、こどもの国直前ちらりと海が見えました。

こどもの国駅

愛知こどもの国の最寄り駅ですが、まあ、中京地区の人は電車で来ることはまずないわな。
この先で線路はちょっとした切通しになっていて竹藪の中を突き抜けてゆきます。

切通しを行く6000系電車

白帯の「がまごおり」号ってやつ

切通しを抜けたところからは、三河湾が見えました。

続いて、こどもの国のある丘に登っていきます。
途中、集落の裏手の山の祠の付近からいい感じにこどもの国駅が見下ろせます。

カーブして駅に進入する6000系電車

こどもの国駅を出てゆく

坂を登ってこどもの国に入りまして・・・入場は無料なのでゲートはないのですが・・・・下を見下ろせそうな夕日ヶ丘展望台に向かいます。山の中腹を1周巻いてゆくような道路を上ってゆきますとこの道からも、駅が見降ろせます。

赤帯車が来ました

カーブして出てゆきます

頂上近くの遊園地エリアに着きました。
愛知こどもの国といえば、遊覧運転している蒸気機関車。こちらのSLは1974年協三工業製の新しい物で（新しいといっても50年選手になるのですが）、園内を1周する線路が敷かれています。

SL牽引の列車が2編成

左の列車が準備しています

SLの運転開始まで30分以上あるようなので、これは後回しにして展望台に向かいます。

西の方を見ると蒲郡線の電車がこちらに向かってくるのが見えました。

曇り空ですが、鈴鹿の山なみまで見えますね

頂上に向かう途中、山裾を走る蒲郡線の電車が顔を出しました。

頂上に着きますと、4階建てぐらいの高さの展望台がそそり立っています。この上に上りますと、三河湾バックに子供の国駅の周辺が広く見渡せます。

いい景色を見ました。

さて、先ほど見送ったSL子供汽車を撮って下山しようと思います。

まずは頂上近くのカーブ。海岸をバックに撮影できる有名ポイントになります。
蒸機を吹いているカットを挙げておきます。

下山途中、出発したばかりのSL列車を記録しました。

真冬になったらもっと蒸気が上がるのでしょうか。

下り道、公園の方が虫取り網をもって何か採集されていました。お話を伺ってみると、長距離を移動する渡りチョウとして知られているアサギマダラの経由地になっているとのことでちょうど、1羽捕獲されたところでした。

サインペンで場所、日時を記録されたチョウ

東北、関東、信州の山で繁殖し、本州～九州を経て、琉球、台湾で越冬する旅をするのだそうです。

最後は、電車に乗って、三河鳥羽駅に移動しました。

西側の畑のあるところで何カットか記録して打ち上げました。

崩れかけた家畜小屋がありました

柿の実、蔵屋敷と三河の農村風景が少しだけ残された空間がありました。

この後吉良吉田経由で名古屋に向かいますが、吉良吉田では蒲郡線は、2004年に廃止となった三河線碧南－吉良吉田間に直通するような線形で三角になったホームの南側に到着、線路間改札を抜けて長尾や方面への電車に乗り継ぎました。
三河線の乗りにきたのはもう10何年も前なのだなあ。

＜お終い＞

2022-10-26 09:53 nice!(23) コメント(6)
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