大団円を迎える281系気動車(その2) [はつかり(鉄系)]
大団円を迎える281系気動車(その2)
9月11日
2日目は森-八雲間の内浦湾沿いの景勝地で撮影しようと思います。
「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」などが走っていた時はファンの姿でにぎわった場所らしいです。当時は時々説明を聞いても上の空でした。
というわけで初めての撮影地を目指して、森からチャリを走らせます。
海岸沿いに進んでゆくと「榎本武揚軍鷲ノ木上陸地」なんていう記念碑が現れました。
このあたりも幕末の舞台になっていたのですね。
ここから国道5号線をゆきます。走りやすい国道を北上し、蛯谷集落までやってきました。
3月に廃止になってしまった石谷駅(石倉と蛯谷から1字ずつ取った造語駅名らしいです。)が封鎖されていました。
ここにあったのが、↓
「茅部 鯡 供養塔」?
「鯡」という字は、「鰊」(ニシン)のこと。江戸時代には、ニシンを肥料にすることがなく、取れすぎたニシンを泣く泣く浜に埋めたそうです。その供養塔ってこと。
本石倉を過ぎると、第一の撮影ポイント、栄浜パーキングエリアに着きました。
国道の海側のパーキングエリアの横から上下線を見下ろすことができます。
261系「北斗」が下ってゆくのを後追いで
朝の281系「北斗」が上ってきます。
静かな内浦湾を行く281系「北斗」
もう少し先に進み、落部を過ぎると旭丘パーキングの撮影地です。
ここは、下り専用の感じ。
長い貨物列車が来ました
単行のキハ40の姿も
この区間、普通列車の需要は極めて少なく、単行の気動車が1日6往復、並行するバスも4往復と地域内の流動はほとんどない一方、貨物列車は10往復以上走っているというアンバランスな区間であり、新幹線開業後の並行在来線の取り扱い議論もなかなか進んでいません。
下り1本目の183系の時間になりました。
なかなか美しい編成美を見せる
少し戻ったところに、海岸沿いの高台があり、入れる場所がありましたので、ここに行ってみますと・・・
絶景です。こちらの方が列車を大きく入れて撮れるようでした。
普通列車が下ってきます
2本目のキハ281系「北斗」
北にカメラを振りますと・・・・
現在は振り子機能は使っていませんが、このあたりも振り子を使って快走していた時代があったのです。
貨物列車はひっきりなしに走ってます
ここで、「ニセコ」を待ち受けることにしました。
海風を受けて快走する「ノースレインボーエクスプレス」
ここまでで、森-八雲間の主な撮影ポイントは終了。八雲から先は海岸から少し離れてしまいます。
八雲までチャリを走らせて、八雲駅でランチとします。
駅前でそばをいただきました
午後は少し戻りつつ、気になったポイントで何カットか記録してゆきます。
山越に向かう途中の別のソバ屋の裏手のポイントに来ました。
ノースレインボーエクスプレスが函館から戻ってきました
DF200の牽引する貨物列車は頻繁にやってきます
この先で、国道が函館本線をオーバークロスしているのですが、この脇からカーブする線路越しに海岸を入れて記録できました。
下りの「北斗」
海が少し荒れ模様になってきました
コンテナがそろって美しい貨物列車
夕方の上り1本目の281系「北斗」
今度は各種のコンテナのバラエティ
山越駅から普通列車に乗り、森から「北斗」に乗って帰りましょう。
山越駅
山越には幕末、蝦夷貿易のための関所が置かれていたそうです。函館の奉行所が置かれてから和人がじわじわと北進し、明治維新までここが北端だったらしく、駅には関所の模型が展示されていました。
<続きます>
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