SSブログ

山陰の記憶(木次線・「奥出雲おろち」号 秋 撮影記)  [はつかり(鉄系)]

DSC02627-2.jpg
山陰の記憶(木次線・「奥出雲おろち」号 秋 撮影記) 



10月、今度は「奥出雲おろち号」の撮影に向かいました。
新見駅前の宿に泊まり、芸備線の始発で備後落合に向かいます。


DSC02537-2.jpg
まだ真っ暗な新見駅を出る芸備線


芸備線といえば、JR西日本の代表格、特に備中神代-備後落合間の2021年度の一日平均通過人数は、衝撃の13人!(これでも2020年度の9人よりは増えているのですが)という超閑散区間ですが、ご多分に漏れずこの列車も、乗客はほかになし。貸し切り状態で出発しました。
途中で数人は乗ってくるかとの期待もあるのですが、、、、乗ってきたのは東城からの1人だけ。う~ん、やはりというべきでしょうか。

それでも景色は素晴らしくて、のどかな山里を縫って進んでゆきます。

DSC02548-2.jpg
後方運転台側で撮影



2時間ほどで終点の備後落合に到着し、三好側に接続するキハ120が待っていました。こちらの列車には車で送られてきた学生さん2人が乗車して出てゆきます。
やまびこは折り返しの新見行きを付近の道路から見下ろせる場所まで急ぎ、こちらで芸備線の記録を残しました。

DSC02565-2.jpg
山中に吸い込まれて行くキハ120を後追いで


トンネルの脇にこんな景色がありました。

DSC02583-2.jpg


備後落合駅に戻りますと、無人駅の静けさが戻ってきていました。

DSC02604-2.jpg



今日は、この後木次線に沿ってチャリンコで下ってゆく予定。

さっそくスタート。三井野原までは緩やかな上りが続くと思われます。この間でキハ120の普通列車を1往復キャッチできる見込みになります。
列車も極めて少ないのですけれど、国道もほとんど車が走ってません。10分に1回程度すれ違うか抜かれるくらいですな。予想外にダンプや大型トラックが走っているとの感想。

1時間以上かかって油木駅付近までやってきました。このあたりで、1往復の列車をキャッチします。


DSC02610-2.jpg
1441Dが坂を下ってきます


折り返しは油木駅の先で


DSC02649-2.jpg
桜の葉が一足早く色づいていました



さあ、峠を越えておろちループを目指しましょう。
ここからはさしたる上りはなく、三井野原駅に。スキー場はだいぶ前に廃止され、動くことのないリフトや閉業した民宿が寂しく並ぶだけ。
下り勾配に入ると長い稚児ヶ池トンネルに入り、これを抜けると三井野大橋。続いておろちループに入りますが、その手前に道の駅 奥出雲 おろちループが整備されています。この一角の駐車場が「奥出雲おろち」号の撮影ポイントとして紹介されています。

ここで、何カットか「奥出雲おろち」号を記録しましょう。
下の方から汽笛が聞こえてから15分ぐらい過ぎたころ・・・


DSC02771-2.jpg
Ωループトンネルを抜けてきました



DSC02864-2.jpg
第八坂根トンネルに入っていきます



なるほど、なんとかカメラには収めたけど遠すぎる。紅葉には早いし。
道の駅でそばをいただいて今度は、少し下ってループ橋の入り口付近にあるおろちループ展望台に移動します。ここからも第八坂根トンネルから出てくる上り列車を見ることができます。さらにループ線を下ってきたところをおろちループの主要部を成す雲龍橋から見下ろすこともできそうです。

「おろち」号が下ってきます。

DSC02919-2.jpg
DE10がトンネルから飛び出してきました


DSC02985-2.jpg


雲龍橋に少し入ったところに移動。「おろち」号が下ってくるのを待ちます。10分以上かかってDE10がやってきます。

DSC03087-2.jpg
2両の客車を従える機関車はかっこいいですね


この列車と出雲坂根で交換して坂を上ってくる普通列車を待ちます。

DSC03118-2.jpg
キハ120も絵になります



さて、あとは下るだけ。
この日、出雲三成のサイクリングターミナルを予約していましたので、そこまでチャリで下ってゆきます。

DSC_1718 (1).jpg
ループ道路を行く



途中、八川-出雲横田間で数少ない普通列車を記録します。

DSC03238-2.jpg
上り列車がススキの中を



DSC03267-2.jpg
夕暮れの景色



三成町内に入る前のところに、「日本で初めてのアーチ式ダム」という看板があったのでちょっと寄ってみました。ちょうど改修工事中で、あまり近づけなかったのですが、こんな感じ↓

DSC_0020 (1).jpg
昭和29年に建設された三成ダムです



出雲三成駅近くの奥出雲サイクリングターミナルにチェックイン。夕食は仁多牛のステーキにしてみました。

DSC_0033 (2).jpg


DSC_0034 (2).jpg
こちらはキノコの陶板焼き



翌朝、宿の2階の客室から木次線の列車が見えました。

DSC03287.jpg
2両編成でした。2両なら出かけて撮ればよかった。



亀嵩とか山側に出かけたかったけど、体力的な面を考えてそのまま下るルートを進みます。

そして向かったのは、下久野-日登間の定番撮影地、火の谷踏切付近の半俯瞰ポイント。天気も絶好なので最終的には10人以上の同業者が集まりました。


DSC03383.jpg
今日も満員で通過します



DSC03403.jpg
がんばれ!デーテン



すぐに上り列車がやってきますので踏切の脇から


DSC03548.jpg


さて、今日は都合により、上り「おろち」までは滞在しにくいのであとは下るだけ。
日登駅近くで、南の山側に入り棚田の上の方に行き、農家の方に写真撮影を快諾いただきまして農道の上の方から撮影。

DSC03644.jpg
おおお~、2両で来たよ!



もう1本、さっきのが戻ってきました。


DSC03669.jpg



実際はこの間時間がかなり空いていたので、日登駅の先の「倉田カフェ」さんでランチをいただきました。

DSC_1736 (2).jpg
なんか、ヒナにはまれなグルメでした



最後は木次-日登間の野原で、

DSC03692.jpg



「奥出雲おろち」号は木次駅でお出迎え致しました。

DSC03746.jpg
お疲れさまでした



以上で、「おろち」号の撮影記はお終い。宍道に出て新見に向かいました。

「奥出雲おろち」号は11月23日で運行を終了しました。25年半の活躍お疲れさまでした。


<続きます>




nice!(19)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 19

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。