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山陰の記憶(木次線・「奥出雲おろち」号 春 乗車編)  [やまびこ(旅日記)]

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山陰の記憶(木次線・「奥出雲おろち」号 春 乗車編)


昨日11月23日をもって木次線の観光列車「奥出雲おろち」号の運転が終了しました。なんでも最終運行の指定券は5万円もの値が付いたらしく、何ともやりきれない気分です。この上は税務当局のしっかりした補足を望むばかりです。

春の旅で木次線をおとずれ「奥出雲おろち」号に往復乗車しました。
すでに11月での廃止が決まっていましたので、この時点でも列車は満席。乗車した日は木次始発で運転される日でしたので、木次線の普通列車で木次駅まで向かいます。
宍道駅で待ち時間に周辺をちょこっと観察。山陰線と木次線の列車を記録しました。
宍道駅の西側で、山陰線と木次線が分岐しているポイントがあり、その先には花に囲まれた踏切があったので、ここで何カットかいただきます。


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キハ47が主力です



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木次線の方に行ってみます。
下り列車が宍道駅に入ってきます。


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キハ120が旧小学校の校舎をかすめて



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「き♡」を”きすき”と読ませるらしい



この車両の折り返しの列車に乗って木次駅までやってきました。
木次線は斐伊川、そしてその支流の横田川に沿ってさかのぼってゆくのですが、わざわざ遠回りしているのではないかと思われるほどぐにゃぐにゃしてます。大きな町が並んでいるわけではないので、ちょっとした町をつないで線を引いたらこんなになっちゃいましたという感じで、川スジを変えるたびに山越えを繰り返す線形になっています。こりゃあスピードでないよ。木次まででもすでに2回の山越えを繰り返してます。


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木次駅に到着



こちらで「奥出雲おろち」号に乗り換え。
編成は備後落合側から 運転台付きのトロッコ車両スハフ13+控え車スハフ12+機関車DE10 となっていて、備後落合行きは先頭の運転台で運転する推進運転となっています。1号車のトロッコ車両指定席と控え車の同一番号の座席を使用することができます。


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「おろち」号が入線



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後方の機関車にもヘッドマーク



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トロッコ車両はウッディな造り
備後落合駅で折り返し時間に撮影


観光バスの団体やマイカーで送ってもらって到着した乗客を含め、満員(といっても1両分だけですが)の乗客を乗せて出発。
風が気持ちいいです。
ちょうど田植えが終わったところで、水面に映る緑の山が美しい。


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丘を越えて山を越えて・・・



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深い緑の中を抜けて・・・



長いトンネルでは天井にイルミネーションを投影して楽しませてくれました。

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歓声が上がります!



亀嵩か八川で「そば弁当」を買いたかったのですが、あいにくこの日は火曜日でどちらも同じ定休日と芸がない。出雲三成駅の仁多牛べんとうを予約してまして、乗り込んできたおじさんから購入することができました。

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中の写真は撮り忘れたみたいです。

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さらに上ってゆきます



スイッチバックで有名な出雲坂根で小休止。

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山側の席でしたので上る様子はあまりよくわかりませんでしたが、ここからはどんどん上ってゆきます。国道の方は有名な2重ループのおろちループで上ってゆきますが、木次線は大きく谷を回り込むオメガループで高度を稼いでゆきます。峠のトンネルに入る直前に、国道のループを登り切った後にある三井野お箸が下に見えます。


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峠のトンネルを抜けると三井野原駅。周辺はかってはスキー場になっていて、冬になると広島からの夜行スキー列車が時刻表に掲載されていました。

ここで観光バスのツアーがおおむね下車。
この先は緩やかな坂を下ってゆきます。

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林をかき分けてゆきます



30分ほどで終点の備後落合に到着。

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備後落合駅で~す



出店が出て、鉄道記念品の売店や、ボランティアの方の備後落合駅に関する説明が聞けます。
20分ほどの折り返し時間があります。


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20分ほどの休憩ののち発車。折り返してゆきます。
団体が減った分少し空席があるようです。芸備線の乗り継ぎは全然考慮されていないので、個人客は往復乗車になってしまいますね。


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また深い緑の中を下ってゆきます



オメガループとスイッチバックを下って出雲坂根で小休止して、上り列車と行き違いします。


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担当列車と交換します



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先発の定期列車を見送ります


まだ停車時間がありましたので、機関車を観察。


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編成で整えられたカラーリング



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DE10君のサイドビュー
なつかしい「汽車会社」の銘板がありました



木次から宍道に出て、新見に移り、翌日の伯備線撮影につながります。


10月には、この沿線をチャリで下り、周辺の撮影を行いました。


<続きます>











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