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大雄山線の検査車両を輸送する [はつかり(鉄系)]

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大雄山線の検査車両を輸送する



伊豆箱根鉄道の大雄山線。小田原から道了尊で有名な最長寺の麓、大雄山駅を結ぶ線路ですが、沿線に全般検査のできる施設がないため、同じ伊豆箱根鉄道の駿豆線(三島-修善寺間)に被検査車両を回送することで、鉄道ファンの間では有名な存在になっています。改装は行きも帰りも原則編実に行われるため、これまで、取材する機会がありませんでしたが、この11月15~17日の間、駿豆線の大場にある工場から、大雄山線の大雄山にある車両基地への戻しの輸送が行われました。
実際は15日に大場-三島、16日にJR貨物の甲種輸送として、三島-相模貨物駅(JRと大雄山線が接続していている小田原駅のJR下り貨物線にしか、大雄山線との接続線がないため、いったん上り型で折り返しのできる相模貨物駅に収容する。)17日に相模貨物駅-小田原、小田原-大雄山と輸送が行われます。このあたりの詳しい情報は小田原鉄道研究会のサイトなどに記載されていますが、とんでもなく面倒くさい入れ替えが行われています。
最終の大雄山線内では受入検査前の車両を走らせるため、コデ165という古豪電車が牽引機の役割を果たしています。このコデ165は戦前の国鉄30系として造られた車両で、相鉄を経て大雄山線で今なお現役という貴重な車両です。数年前に黄色一色の塗装からチョコレート色に塗り替えられたため、ますますクラシック機らしい姿になったと思います。

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