24年夏・ヨーロッパの電車撮影記23(最後にヘルシンキのトラム三昧) [やまびこ(旅日記)]
24年夏・ヨーロッパの電車撮影記23(最後にヘルシンキのトラム三昧)
さて、帰国前日、ヘルシンキ市内観光とヘルシンキのトラムの観測に励みます。
ホテルの前からトラムに乗ることもできて、乗り換えなしで市内の中心部まで行けました。VRに比べると時間はかかりますが、ヘルシンキの街並みや夏休みに電車を運休して迂回している様子なども楽しめました。
電車に乗ったまま中央駅まで直行できました。
ストックマン(デパート)の前のAleksanterin通りに来ました
今日は駅前にあるアテネウム美術館で絵画を鑑賞と考えていたのですが、この通りから駅前に抜けるMikon通りに面白いものを発見しました。
この区間、ガントレットになっているのです
交通量の多いAleksanterin通りから、一部の電車を北に向かって駅前通りに逃がすのがメインで、逆光の系統は確か1系統だけで1/5ぐらいの本数みたいです。もちろん入り口に信号があって、コントロールしています。
さて、アテネウム美術館です。
駅前の立派な美術館です
日本では知名度はありませんが、北欧の作家・画家を中心に質・量ともに充実しています。
トーベ・ヤンソンの絵画
トーベ・ヤンソンって、あのムーミンの作者じゃないですか。絵もかいていたとは浅学で知りませんでした。
ゴッホなどの西欧の画家もそろっています。
少し先に進んで、ヘルシンキ大聖堂のある元老院広場へ。
大聖堂は修復中でした
ここから、港の方に行ってみます。
港の市場食堂で、サーモンのステーキをいただきましたが、あんまり感心せず。
海岸沿いの通りを行く電車
港にはシリヤラインが止まっていました
海岸から元老院広場に向かう線路もガントレットもどきの単線になっていました。
狭い単線区間を抜けてくる旧タイプの電車
ここは狭い路地の中で線路がうねっているのでとても面白い感じでした。
広場に戻りました。
旧型電車を使った観光レストラントレインがきました
大聖堂は結婚式開催中で一時クローズされていましたが、入り口まで上ってみました。
いい景色ですね
さて、ここらでひと段落と思ったのですが、観光案内所でもらった地図を眺めてみると、ヘルシンキの市街地の外周を一周するヨケリ・ライトレールというのが目に入りました。
おやおや~、こっちが最新なのか?
ならば行ってみようということで、VRの近郊線との交点となるHuopalahti まで行ってみます。
ちょこっと調べたところ、ヘルシンキの外周を回る形で、Itäkeskus M -Keilaniemi M間25Kmが20-23年10月開業したということです。
Huopalahti 駅の半地下にLRTのホームが作られています。この時間帯は大体10分ごとに東西への電車が走っています。
東行きの電車がやってきました
続いてやってきた西由岐に乗って終点まで行ってみます。
車両はシュコダの全低床車5両編成。軌間は市電に合わせて1000mmになっています。
ほとんどが専用軌道でかなりのスピードで飛ばします。早くも暗くなり始めていますので、車窓はよくわかりませんが、かなり緑の残る中飛ばしてゆきます。
30分ほどで、終点Keilaniemiに到着。郊外の新都心みたいな感じ。IT企業とかが立地しているようです・ここで地下鉄に乗り換えることができます。
これから発展しそうな感じ
地下鉄に乗って宿に帰ります。
最終日、残った半日で、中央駅付近の市電を撮影。
ポイントがいっぱいあってうれしい
駅の西側の丘に線路がクランク上に曲がって面白そうなところがありました。
急カーブを行く
駅前を行きかう電車たち
それではヘルシンキに別れを告げましょう。
さらばじゃ
午後、ヘルシンキを立って日本に戻りました。
スイス、オーストリア、フィンランドと美しい景色と公共交通を大事にしている様子を観察できて有意義な旅となりました。
<おしまい>
拙ブログへコメントありがとうございます。
<健康第一>を改めて痛感しました。
by johncomeback (2024-12-05 20:03)