24年夏・ヨーロッパの電車撮影記19(リンツ市電) [やまびこ(旅日記)]
24年夏・ヨーロッパの電車撮影記19(リンツ市電)
翌日、半日SzBに行こうかとも考えたのですが、さすがに疲れて出かけるのが遅くなってしまいました。そこで、St. Poltenから少し西のリンツ(Linz)の市電を再訪しようと計画を立て直しました。
リンツ市電には、6年ほど前、短時間ですが訪問しており少しばかり市電も取材したのですが、大雨でドナウ川が氾濫寸前といった状況でゆっくり見物できていませんでした。
特急に乗るとわずか30分ほどの距離なのですが、この区間、オーストリアの私鉄(日本でいうところの第2種鉄道事業者)のWest Bahnがウィーンーザルツブルク間で頻繁運転していますので、これにも乗ってみることにしました。私の持っていた1等のユーレイルパスでもWest Bahnが利用できるのですが、1等の場合は座席の指定が必須で数百円かかってしまうので、座席指定なしの2等に乗ってみることにしました。
(後で知ったのですが、1等、2等の座席の差はなく、完全指定かどうかしか差がないということでしたので、これで正解です。)
シュタドラー製のオール2階建て電車で運行されているので、大荷物を持っている身としては1階の座席を確保でき一安心。検察に来た車掌の対応も非常によろしい。(荷物を荷物置き場に格納するようアドバイスされましたが)
さて、定刻にリンツに到着。リンツの市電は駅前の地下に乗り入れています。またペストリングベルク鉄道が市内中心部まで乗り入れ運転しており、これらを見に行こうと思います。
1日切符を買って市電に乗車。中心部のHauputplatzまで移動。ここで、ペストリングベルク鉄道の電車に乗ろうと思ったのですが、この乗車券では終点まで行けないことが判明したので、こりゃあ仕方ないとこの付近で撮り歩きをすることにしました。
地下駅から出発
ペストリングベルク鉄道はもともと1000mmゲージで開業したのですが、近年900mmゲージの市電線路に乗り入れるために改軌されたという面白い経緯をたどっています。
Hauptplatzの引き込み線で折り返すペストリングベルク鉄道の電車
改軌時に新製された超低床車両
この先にドナウ川をNibelungen Bridgeで渡ります。水量も多く立派な橋梁ですね。
ドナウ川遊覧の観光船が並んでいます
橋を渡るペストリングベルク鉄道の旧型車
この車両は改軌回収を受けている
対岸のLinz/Donau Rudolfstraßeまで行きました。
Linz市電の低床車
川沿いに何かの聖人の像がありましたので、これを入れて記録してみます。
黄色い電車の前で黄色い記念撮影
Hauptplatzに戻ってきました。
この新型車は船みたいですね
Haupt広場をハスからながめられる階段状の台から見てみます。
反対側に来ますと
三位一体の塔が立っています
旧市街の商店街に向かいます。カトリック教会をちょこっとのぞいてみました。
狭い道をですが、トラムは元気に走っています。
トラムは何系統かありますが、1,2分おきに走っている感じ。このくらい走っていると楽しいですね。
中央駅に戻って、今度はウィーンに向かいます。
今度はRailjetの1stクラスに乗って快適な旅です。
以前よりかなり高速新線に付け替えられた区間がかなり増えた印象。メルクの修道院もトンネルに入る直前にちょろっと見えただけでした。
<続きます>
<おまけ>
前日、St. Pelten駅にいったところ、ウィーンに向かうNightJetが停車していました。
観察すると、おお~、これは新型寝台車ですよ!
23年末から導入された新型車で、特にクシェットの一部が、カプセルホテル風のシャッター付きミニキャビンとして個室感が増したようです。
NJ St. Polten停車中
このシリーズには制御客車が製作されているのですが、まだ推進運転の認可が出てないようです
窓が2段になったクシェット車両
いつか乗ってみたいと思います。
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