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2024年3月北九州乗り鉄たび(その2・平成筑豊鉄道) [やまびこ(旅日記)]

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2024年3月北九州乗り鉄たび(その2・平成筑豊鉄道)



3月2日

以前TV番組で見かけた平成筑豊鉄道の「ことこと列車」に乗りに行くのが第一ターゲットでした。
というわけで、始発駅の直方に向かいました。



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10年ほど前に改築されました


発車時間まで周辺を散策します。


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旧駅舎の車寄せが広場に保存されています
土俵みたいです



こんなのもありました。

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大関魁皇の像


特急「かいおう」号の由来となった魁皇博之関の出身地なのでした。
平成筑豊鉄道はJR九州筑豊本線の直方駅から分岐し、日田彦山線の伊田までを結ぶ伊田線とさらに日豊本線の行橋までを結ぶ田川線、伊田線の途中金田から分かれ田川後藤寺につながる糸田線を運行している第3セクター鉄道です。

直方駅の南側にちょっと行ってみますと・・・筑豊本線(JR九州の福北ゆたか線)と伊田線が並行して走っています。

小さな人道こ線橋が2か所線路を渡っていましたので、このあたりで平成筑豊鉄道の写真撮影をします。

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直方止まりの列車が入ってきました


筑豊本線と伊田線は次の南直方御殿口駅(JR側には駅はありません)の先まで並行して走っているのですが、なんと双方とも複線で複々線のような様相を呈しています。石炭輸送華やかなりしころの線路の充実具合がわかります。平ちく鉄道としては単線化したいところなのですが、そのための信号工事などの費用がばかにならないのでそのままになっていると聞きました。

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福北ゆたか線の電車が入ってきました



よく見ると右の丘の上にクラシカルな機関車が置いてありますね。
ここに行ってみますと直方市石炭記念館という博物館施設がありました。その前に運炭列車を再現して機関車と貨車が保存されていました。


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貝島炭鉱で働いていたコッペル製の蒸気機関車です


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少し南の宮若市にも石炭記念館があり、そちらにはアルコの蒸気機関車が保存されているそうです。

もう1両、C11型が保存されていました。

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C11形は直方機関区や後藤寺機関区で活躍していた機関車です



建物内はまだ開館時間前なので庭の奥のほうにも行ってみますと・・・

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小さな電気機関車が展示されています


鯰田炭鉱という飯塚の炭鉱で使われていた機関車だそうです。

そろそろ、直方駅に戻ります。

おっと、「ことこと列車」の車両が回送されてきました。


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2両編成の「ことこと列車」が福北ゆたか線電車と行違います



直方駅の平ちく線は無人駅なのですが、臨時のテーブルが用意されて、予約票を確認後ホームへ。

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一般列車と並ぶ「ことこと列車」



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「ことこと列車」は例によって、ミトーカ先生のデザインでございます。
2両編成で、2人用、4人用のボックスになったテーブル席のほか、1人2人用のロングシート席もあり、予約の時点では1人旅の場合はロングシート推奨となっていたのですが、この日は余裕があったため、車内で2人用ボックス席に移動してもらうことができました。

車内写真はスマホ主体になりますことお許し下さい。


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ミトーカらしい車内装飾



ルートは、直方から田川伊田まで一往復し、直方に戻った後、同じ経路を行橋まで片道を運行して開催となります。その間に、沿線の観光ガイドがあり、フランス料理ベース?の創作料理が提供されるわけです。
田川伊田までの伊田線は石炭輸送の華やかだった時代に複線化されています。

11時半、直方駅を出発します。

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さっそく、料理のコースが始まります。


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前菜の「ことことボックス」です
イノシシ照り焼きバーガーが右のほうに見えます



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もちろん地ビール



幸に天候に恵まれ、沿線は菜の花がきれいです。

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沿線の名山、福智山をみる
ドアには大きなロゴが描かれています



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地ビールもいただきます



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乗車記念カードもいただきました


クイズ大会で商品として何とか洋館もいただきますた。


続いて・・・・

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地元産かぶのブラマンジェ



こりゃあ、うまいです。

走行するうちに、地域の中心駅の金田(かなだ)に着きました。

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こちらでも積み込みがあるようでしばらく停車します



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KANADA?CANADA?



ラブレターフロムカナダ♬   
平尾昌晃と畑中葉子の曲が流れます。ここで手紙を出したい・・・・。


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ことことブイヤベース
豊前の海の幸です



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メインディッシュは和牛ロースト


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グラタンもいただきました



田川伊田で折り返し、直方で再び逆戻り。
オールドファンにはなつかしい油須原で小休止。SLブームの時にはキューロクの運炭列車で有名だったところです。

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木造駅舎も麗しい



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改札口の風景も懐かしい



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行き違い列車を待って出発します



最終コースに入ります。


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豊後灘にそそぐ今川橋梁を行く



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”九州菊”の酒かすを使ったパルフェ



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その九州菊の醸造場の脇を通って最終コース



大変満足できる内容のランチコースでございました。
頑張ってるなあと感じさせることこと列車なのでした。


行橋に着いてツアーは解散。

行橋から「ソニック」「みどり」を乗り継いで、今宵の宿、佐賀に着いたのでした。

<続きます>














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コメント 3

skekhtehuacso

へいちく線、九州菊入手目的で乗ったことがありましたが、こんな豪華な車両も走っていたのですね。
油須原駅、かつて運炭列車が運行していたためか、ホームの長さに比べて長大編成が待避できるほどの待避線の長さが印象的でした。
たしからせん型のタブレットキャッチャーがホームの端に残っていたはず。
by skekhtehuacso (2024-06-11 22:39) 

やまびこ3

skekhtehuacso さん
こんばんは。ことこと列車、関東では知名度はあまりないですが、九州ではかなり人気があるようです。
油須原駅はかなり趣があって好きな駅になりました。
by やまびこ3 (2024-06-12 22:53) 

ciel-bleu-fonce

金田からの手紙、オシャレですね。
by ciel-bleu-fonce (2024-06-27 00:38) 

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