2022年冬の北海道探訪記(函館本線縦断編) [やまびこ(旅日記)]
2022年冬の北海道探訪記(函館本線縦断編)
2日目
北海道新幹線の札幌延伸に向けて、廃止が決定してしまった長万部-小樽間、いまだ帰趨の決していない新函館北斗-長万部間を乗りとおしてみようと思います。夏の間は山線はかなり混雑していたと報道されていました。
冬なら空いているだろうと見当をつけて長万部まで「北斗」に乗り込みます。
函館(1045)-[北斗9号]-(1214)長万部
特急「北斗」は、10月から261系気動車に全部置き換えられたもので、ピカピカの新車も何編成も入ってます。函館運転所には役目を終えた283系が大量に留置されていました。
近い将来、261系は札幌の配置になり、近い将来函館運転所自体が廃止されるそうですね。
JR北海道の主要都市間は"えきねっと"で、50%オフで直前まで買える場合が多いので、指定席需要が高いと見えて自由席は空いていました。新函館北斗からも乗車は少なく半分程度の乗りでした。(指定席は不明)
北海道新幹線新函館北斗開業後は、すべての特急が仁山経由になってしまったので、下り貨物列車が主体となっている藤代線もいつか乗ってあげないとね。(少数ながら普通列車が残っています。)
仁山の加速線のあとが残っているのを確認して峠下トンネルに入ります。
さすがに今日は駒形岳は見えません。
大沼をかすめて
駒ケ岳の裾を回って内浦湾沿いにでます。
なぜか虹がでてます
森駅でキハ40が待機してました
内浦湾に沿って長い海岸線を走ります
1時間半で長万部に到着。
ちょうど貨物列車が上ってきましたので、こ線橋から1枚
DF200が牽引する長い貨物列車
函館本線は20往復もの貨物列車が走る幹線ですが、それすら維持できないとなってしまうのでしょうか!
長万部で1時間の待ち時間があります。
その間に・・・
カニ飯の”かなや”
カニ飯を買っておきます
"かなや"には「自由席」なる飲食スペースも併設されていて、中国系の観光客の方がその場で食べていらっしゃいました。
200系新幹線の座席を並べて旅の雰囲気を出してます
暖かい物しか食べないからこういうスペースが必要なんだろうな。
と、考えていました。が、おっきな荷物の中国系の方、多分20人近くいたと思うのですが、この人たちはどこに向かうのか、、、よもやニセコでは、、、、
函館から列車でニセコに向かう流れは想定していなかったのですが、これはちっとまずい。
何しろ、山線の列車はH100 DECMOの単行気動車なので、冗長性がないのですよ。
なので、改札が始まるとすぐにホームに行って待ってました。続いて観光客の方も大勢並びました。
DECMOくんは函館方の留置線から、いったん黒松内方のはるか先の引き上げ線まで移動して、本線に入ってきました。
H100が入ってきました
ほ~、無事座席を確保できましたが、車内はほぼ満席になりました。
この区間、昔々、急行「ニセコ」で何回か乗車したことがあるのですが、いまや息も絶え絶えの状況。
たった4往復の単行気動車がとぼとぼ走ってます。
長万部(1329)-[2943D]-(1502)倶知安
黒松内に向かって上ってゆきます。
こんな景色の中を1時間半
黒松内からは熱郛、目名と上って峠越え、蘭越から尻別川に沿って再び上ります。
昆布を過ぎると左側にも羊蹄山がみえました。
きれいに笠をかぶった羊蹄山
倶知安に着きました。ここで2両編成のDECMOに乗り換えになります。
倶知安(1517)-[1945D]-(1627)小樽
こちらの列車もほぼ満席の盛況です。
稲穂峠を越えた山腹にある銀山駅の景色が素晴らしい。
余市からは立ち客も出て、小樽に滑り込みました。
ここで、733系電車に乗り換え。
小樽(1632)-[3940M]-(1706)札幌
札幌(1730)-[オホーツク3号]-(1905)旭川
札幌からはオホーツクに乗車。3月で引退する183系気動車です。
自由席は1.5両しかないのですが、かなり込み合って8割がたの席が埋まります。岩見沢、美唄あたりまでの通勤客が多いようで、すぐに空いてきました。やはり石北特急は苦しそうですね。
空いたところでカニ飯をいただきました。
かにのボリュームがすごいです
これは暖かい方がうまいかも。
旭川駅トウチャコ!
函館から8時間半の旅でした。
<続きます>
こんばんは
40年位前に青春のびのび18切符で青函連絡船の夜便から乗り継いだ
函館発、山線周りの札幌行きは旧客が何両も繋がってました
レポートを拝見すると隔世の感があります
by gardenwalker (2023-02-15 21:28)
gardenwalkerさん
函館本線の旧客というと夜行のたしか41列車が懐かしいです。函館から小沢まで岩内線に乗りに行くため乗車しました。さらに前の1970年代前半には旧客の急行「ニセコ」のほか、全国からかき集めた客車による夜行「ニセコ」も乗車しました。(米原の車両がついてました。)
by やまびこ3 (2023-02-19 21:31)